Hale Ho‘omaka

Hypnotherapy

ヒプノセラピー

 

日頃かかえている悩みや問題の原因は、潜在意識(無意識)の中にあります。答えもその中にあります。

意識はよく氷山に例えられます。氷山のうち、水面に出ているのは、ほんの一部で、後は水面下に沈んでいます。見えていない部分が多いため、小さいと思っていた氷山が、実はとても大きいことに気づきにくいように、意識も私たちが知っているよりも遥かに大きいのです。自覚できる意識である顕在意識はだいたい意識全体の12%、自覚していない無意識が88%(そのうち個人的な記憶の場所である潜在意識は、78%、人類の共通意識と呼ばれている生まれたときから備わっている意識、超意識が10%)とされています。

 

image_hypno私たちは、生まれてから現在に至るまで、親、親戚、友達、先生、上司、同僚などや社会から影響を受けて、その中で生活しています。幼児期に親の観念や信念を吸収し、育ってくい中で身に付けた思考のクセ、習慣や体験、感覚、感情などすべては潜在意識に蓄積されています。また、潜在意識は現実と想像の区別がつかないので、本人本意の感じたままの記憶をそのまま蓄積しています。

普段はその潜在意識は意識上にあがってくる事はないので、自覚はありませんが、その潜在意識の中にある自分の信念、価値観、思考というフィルターを通して、物事を捉え、発言、行動をしています。そしてそこには、感情が付いています。この中でポジティブな感情であるのは何も問題がありません。納得せず我慢したこと、不安に感じた出来事、怖かった事などについているネガティブな感情を自分の中に押し込めて無かった事にしていると、ある出来事や人に会ったとき、その隠したものに反応して、悩みになったり、イライラを感じたりします。また、すっかり忘れてしまった幼児期に傷ついた体験、思考のクセ、得られなかった願望も今に影響を及ぼしていることがあります。

 

「なぜ、こうなってしまうのだろう」「似たような場面が苦手だ」「同じパターンになってしまう」「○○○が嫌い、怖い」「なんかこの人に会うと緊張する、落ち着かない」と自分ではどうしてなのか、理由を知りたくてもわからない。

その状況を改善しようと、自分を観察して意識的に変えていきたくても、気持ちとは別に、無意識におきる自我の抵抗により潜在意識の中にあるネガティブな感情をなかなか受け入れられないために、時間がかかると思いますし、そもそも気づいていても(この場合、潜在意識の上の方にある意識しやすい感情のことかもしれません。)あきらめ妥協してしまっていることもあります。

現実に起っていると認識している出来事は、その人の心の投影です。心の捉え方が変わると、同じ状況でも現実の現れ方が変わります。

ヒプノセラピーは、潜在意識から原因となる記憶を引き出し、それに付いているネガティブな感情を解放します。セラピストが本人に代わって解放するのではなく、本人が気づき、答えを見つけることで、前向きな気持ちが生まれ、肯定感が育ちます。それにより、セラピー無しよりも割と早くストレスや痛みの軽減、リラックス、ポジティブな考えになるなどの変化が起り、心が癒されていきます(話してすっきりするレベルは、カウンセリングで効果があります。)。また、身体と心はつながっているので、心のバランスが整ってくると、身体の不調も解消されます。ただ、「目覚めたら、もう変わっている!」ということではなくて、「気づいたら少し楽になっていた」という印象です。人は複数のネガティブな感情や思考のクセや心の捉われを持っているので、ひといきに変わるわけではなく、すべてが解決されることもありません。改善にはセラピー後も本人が自分の人生の責任は自分にあることを自覚して、得た気づきや答えを生かそうとする意欲と行動の積み重ねが大切です。

image_hypno02催眠状態は、一日のうちで12,3回ほどなっていると言われています。これは特別な状態ではなくて、読書をしているとき、音楽を聴いているとき、テレビや映画を見ているとき、趣味に夢中になっているとき、ぼんやりと考え事をしているとき、お風呂にゆったりと入っているときなど、時間が過ぎるのを感じないときも一種の催眠状態です。

 

潜在意識には、体も心もゆったりとしている時が、アクセスしやすいです。ですので、催眠状態になるコツは「リラックス」です。安心すること、過剰な期待、不安を持たず淡々とした気持ちで臨んでください。そして、セラピーに集中してください。

目を閉じた状態で、何かのイメージが浮かんでくればいいです。初めは何も感じなくても集中するようにしてください。焦らなくていいです。まだ催眠状態に入っていないと感じても、続けてやっていくうちに催眠状態が深まっていきます。催眠中の現れ方は人によって様々です。映像を見る人、音や感覚など何かを感じる人もいます。見る事ができなくでも不安に思う必要はありません。「なんとなく、感じる」でいいです。自分でイメージを作っているように感じても、そのままでいいです。出てきたイメージを疑わず、受け入れ、自分を信じて、「これでいいのかな?」と判断しないで、何か浮かんだら伝えてください。そのとき、そのイメージが浮かんできたことに意味があります。自分をオープンにして、浮かんできて得た気づきや答えを受け取ってください。

 

催眠中はリラックスして、集中力も高い状態ですので、自分の意識はしっかりありますし、意志や行動をコントロールされる事はありません。話した内容も覚えています。また、ずっと目覚めないということもありません。セラピーは、ご自身の意志によって進められます。セラピストは、誘導を通して、自己改善のお手伝いをさせていただきます。

 

  • インナーチャイルド

自分の中にいる「子ども(幼児性)」のことです。幼児期に大人から言われた言葉や刷り込まれたことは、思い出したくないことを含めてそのまままるごと潜在意識にインプットされます。そのときの不安や恐れの経験をして傷ついた心は、大人になってからも物の捉え方や、発言、行動に影響を与えます。「子ども」が傷ついているか調べ、本人が客観的に見て、感じることで、インナーチャイルドが癒されて、結果現在に現れている悩みや問題を小さくします。

 

  • 前世療法

前世、過去世では、現世の自分とは異なる姓、外国人だったりします。ある前世、過去世の人生の物語を体験します。その登場人物の中には、現実の家族や恋人が別の役割でいることもあり、前世でも人間関係がつながっている場合もあります。この前世、過去世が真実であるかどうかはわかりません。その人にとって必要な物語が出てきます。その人生の教訓から現世のテーマ聞くことができたり、原因に気づいたりします。前世、過去世に行けない方もいらっしゃいます。前世、過去世が問題でない、または今は見る必要が無いということもあります。その場合は、現世での思い出し等をさせていただきます。

 

  • 大いなる存在

対話から人生のメッセージや自分ではわからない解決のヒントを聞きます。大いなる存在は、その人の心が描きたいものが出てくるので、人により様々です。

 

  • 行動修正催眠

潜在意識は、現実と想像を区別なしに認識します。潜在意識にポジティブなイメージの暗示を入れ、心を軽くします。ここでは、インナーチャイルド、前世、大いなる存在と合わせて行います。