Hale Ho‘omaka

Posture

姿勢

日頃、良い姿勢になりたいと思っていても、自分に都合のいい姿勢でいるのが楽なので、ついついそのままで日々を送ってしまいます。でも、身体は歪み、放っておくとどんどん大きくなっていきます。すると身体のどこかが痛くなり、しばらく自分が理想とする姿勢を取るのですが、またやらなくなってしまって、その繰り返しのパターンに陥りがちです。意識しているときは、良い姿勢をしていられますが、ずっと意識している訳ではないので、自分が気づいていないときは、自己流の姿勢になっています。

首の位置がずれていると首の周りの筋肉が凝り、そこから肩こりになります。猫背になると腰の周りの筋肉が凝り、腰痛になりやすくなります。腰を反りすぎる姿勢も、腰に負担がかかりすぎて腰痛になります。痛みは筋肉に十分な血液が流れなくなり酸素不足となることで起ります。ですので、酸素を含んだ血液を送る心臓を動かす働きをする呼吸の質も大事になります。口呼吸でなく鼻呼吸で、深い呼吸がいいそうです。筋肉は、縮まったり伸びたりして身体を動かしたり支えていますが、無理な姿勢を長時間とることで固くなって、凝りになってしまい、痛みが出ます。痛みを感じると気分も優れなくなります。ですので、ゆるめて、筋肉同士が均衡をとれる正しい姿勢が必要です。

image_shisei私も例外ではなくある日、姿勢に気をつけ、視線を高くして、足の動かしかたも意識して美しく歩こうと思い立ち、毎日歩くたびに実行しました。わざわざ歩くトレーニングをしたわけではなく、外出するたびに意識して歩いていました。最初は意識しないとすぐできなくなってしまうのですが、半年ほど続けて行くうちに、身体に馴染んできて、気持ちよく歩けていると感じたとき、いい効果が現れたのです。まず、顔の位置が変わり、身体が楽になった気がしました。さわやかな気分になりました。体重も少しですが減少しました。それからは、自己観察しながら歩くことに欲が出て、きれいに歩くことが楽しくなりました。
観察しながら歩くことをする前は、椅子に正しく座り、姿勢をキープすることをがんばっていたこともありました。でもこれは、私にとっては相当大変で、試練に近いものがありました。1年ぐらいは続けたと思います。効果は出ました。腰が伸びて楽になった気がしましたし、痩せました。でも、続かなかった原因は、座る姿勢のベストな状態をわかっていなかったので、無理にお腹や背筋を伸ばしすぎていたこと、椅子自体が自分の身体に合わなかったことでした。

椅子に座って良い姿勢を保ち、結果普段の姿勢を良くするのは、大変だと感じました。歩きながら自分の姿勢と向き合う方が楽で、私に向いていました。いまだに椅子に座っている姿勢は崩れがちでいい方ではありません。でも立ち方、歩きかたを見直して習慣化を試みるだけでも、前よりは改善されて効果がありました。以上のことから、良い姿勢は身体と心の健康へ通じると思いました。

◯ヒプノセラピー、気功ヒーリング、アイセラピーを受けていただいた方のためのオプションメニューです。